先日、補聴器を納品しました。
福祉対応による補聴器の納品ではありましたが、納品までの1週間は、シリコンチップを装着しての試聴としての貸し出しをした後、実器の納品をしました。
実器にはイヤモールドを装着しての納品です。
納品時に、そのお客様から、「シリコンチップの試聴時の聞こえも以前より良く聞こえたけれど、イヤモールドを装着すると、更に良く聞こえる。」との旨を伝えられました。
お喜びになられるのが見た目にもわかると同時に、今までの補聴器の聞こえは何?との心の声まで聞こえたような気がして、少し冷や汗が出るような時間でした。
何はともあれ、その方の聞こえが良くなっていくのが手に取る様にわかり、ホッとした瞬間でもありました。
シリコンチップを利用しての補聴器の装用は、特に、補聴器が初めての方の場合は、自声の響きが少なく、補聴器の聞こえに対するストレスがたまりにくい事が利点として挙げられます。
ただし、シリコンチップを利用しての補聴器を装用する時間が長くなってくると、今度は、その聞こえ方に物足りなさをを感じることが多くなる傾向があるように思います。
そのような場合には、シリコンチップを、貴方の耳にしっかりフィットして扱いやすいイヤーモールド、マイクロモールド、又は耳穴式補聴器に変更をすることで、補聴器の聞こえ方が、補聴器らしいその性能を最適に引き出した聞こえに変化をすることにより、その不満が解消をする場合があります。
中には、イヤーモールド、マイクロモールド、又は耳穴式補聴器を選択することで、補聴器が耳穴を密閉する状態にすることで、逆に、耳の中が耳垢まみれになるような場合もあります。
そのような場合には、シリコンチップを選択した方が適切な判断にあたることから、個人的にではありますが、その選択には細心の注意はしている自負はあります。(その際には耳鼻科医に相談をする場合があります。)
貴方の補聴器を、貴方の耳型も考慮した最良の補聴器のチューニング(調整)を施した、最新の補聴器(例えば、オーティコン社のモアシリーズやフォナック社のパラダイスシリーズ)の性能を利用して、言葉の聞こえについてのスティープ化(先鋭化)を一緒に目指してみませんか?
ところで、山梨県では、地域によっては、お客様から「コロナウィルスのワクチン接種が本日(5月28日)2回目の実施予定だよ。」という話を聞いたりもします。
ワクチン接種に不安を感じている事をぼやく方もいらっしゃいますが、諸外国においては、ワクチン接種を2回することで、マスク無しでの生活をすることができる国も出てきていますので、その話を聞いた時に、正直な所、うらやましさを感じました。
僕には、まだワクチン接種の話の具体的な話はないですが、マスク着用と、部屋の換気と、何かにつけてのアルコール除菌により、緊急事態宣言の早期解除を願っています。
単純な事の繰り返しではありますが、現状に鑑みた場合、一番大事な事でもあると思います。
皆様のより良い聞こえのために、皆様に寄り添って、より良い聞こえを目指します。
繰り返しにはなりますが、新日本補聴器㈱甲府店甲府店では、マスク着用、消毒液による感染防止、予約制による接客により、感染防止に留意しながらの営業を実施しています。
補聴器に関する皆様からのご相談をお待ちしています。
認定補聴器技能者・ファイナンシャルプランナー2級 岡谷泰之
住所 甲府市中央5-2-32
電話 055-235-9831
定休日 日曜、祭日、第四土曜日
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