新日本補聴器㈱甲府店からのご案内(令和4年2月版パート2)

2021年3月に発表されたオーティコン補聴器モアには、様々な機能が搭載されています。

では、これまでの補聴器と補聴器モアとは何が違うのでしょうか?

従来の補聴器では、入力をした音を、その音の情報に制限をかけて出力をすることで、その情報を脳に届けるようなものでした。

入力されてくる音の情報を補聴器を通して聴くときに、その音の情報が、正確であればあるほど、そして、歪み(ひずみ)のないきれいな音質であればあるほど、良質な音の情報を脳に届けることができます。

本来、あるべき聞こえとは、あらゆる音を、なるべく正確な情報として、脳に届ける事です。

そして、このことは、健聴者の聞こえ方の特徴でもあります。

補聴器モアについては、これを装用することで、あなたの聞こえを健常者の聞こえに近づけるということを目標とすることができるということが、従来の補聴器の聞こえ方との違いと言えると思います。

~ここからは少し長くなりますが、補聴器モアについてを機能的な面からご案内します。~

補聴器モアが、補聴器として適切な音情報を正確に脳へ届けるようにするには、質の高いニューラルコード(神経符号化)を提供でき、完全な音の情景全体を届けることができる必要があります。

このため、補聴器モアは世界初としてのディープニューラルネットワークを搭載した補聴器として登場しました。

ディープニューラルネットワークとは、人間の耳や脳等が自然に行っている機能を、コンピューターで実現するため、高度な人工知能(artificial intelligence)技術により、人や動物の神経細胞(ニューラル)をモデルとした多重構造を利用して、大量に集めた音のデータの特徴を段階的に深く学習してくことにより、その提供を可能としています。

これにより、大量の知識データ(1200万の実際の音の情景を学習ずみです。)を基に自動的に、より複雑な判断を行うことが可能になります。

ディープニューラルネットワークとは、既に、音のデータの特徴を段階的に学習をした内容が既に補聴器モアに搭載されていて、この機能を利用することで、補聴器モアに入力された音を受け取った時において、その音が音声なのか否かを判断し、その補聴器の装用者のに対して、最適な出力音になるように手助けをしています。

そして、このディープニューラルネットワークの補聴器への搭載は、補聴器用のプラットフォームの存在が欠かすことができません。

補聴器用のプラットフォームとは、現在、世界中で不足している半導体も当然に搭載している、補聴器専用の一体型としての規格化されている部品で、ポラリスという名称が付けられています。

このポラリスについては、2019年から同社より販売されているオープンSシリーズで使用されているプラットフォームのべロックスSと比較をした場合、16倍の処理容量と2倍の演算能力を持っています。(主記憶装置のRAMについては2倍の容量、補助記憶装置のソリッドステイトメモリーについては8倍の容量が搭載されています。又、中央演算処理装置としてのコアも11個搭載されています。そしてこのコアがプラットフォーム上に11個搭載されているという構造上の利点は、2016年から同社より販売されているオープンシリーズで使用されているプラットフォームのべロックスまで遡ることができます。)

このポラリスが補聴器モアを構成している部品の一つとし補聴器のハード面から、そして、ディープニューラルネットワークが補聴器モアからの出力を制御するっための手助けをする補聴器のソフト面から、補聴器モアの精度の高さと処理速度の速さを支えています。

更に、このプラットフォームの性能の向上により、補聴器モアにはディープニューラルネットワーク以外の特徴的な機能についても搭載が可能となっています。

モアサウンドオプティマイザーという機能は、ハウリングを避けながら最適な音量を保つことで、1日を通してより安定した聞こえを実現しています。

つまり、従来の補聴器技術ではハウリングが起きた瞬間に音量を自動で抑制していましたため、ときとして充分に最適な音量でないことがありましたが、モアサウンド・オプティマイザーによれば、ハウリングを未然に防ぎ、どんな環境でも最適な音量を維持することができます。

補聴器モアに搭載されている代表的な機能として、次のものが挙げられます。

モアサウンド・インテリジェンスについては、周囲360゜の音をクリアで完全なバランスをとって、その情景を届ける機能です。

バーチャル外耳については、より良い空間の中で音のバランスを提供する機能です。

サウンドエンハンサーについては、ノイズのある聞き取りの難しい環境でも、スピーチを強調して聞き取りを助ける機能です。

音空間認知機能については、最も興味を惹かれる音を見つけ出す能力を高める機能です。

さらに、2021年9月より搭載された機能として、新音楽プログラムオーティコンマイミュージックが挙げられます。(この機能を搭載していない時に購入している補聴器でも、アップデートすることで搭載が可能です。)

オーティコン マイミュージックについては、最適化された圧縮/増幅の方法等(MP3等が該当します。)の音楽に特化した音情報処理方法により、優れた音楽パフォーマンスを実現するよう特別に作成されています。この処理により、通常の音声処理を音楽に適用することにより、音楽が持つ複雑なダイナミクス(音の強弱)をはるかによく捉えることができます。

アップデートにより機能が追加されていく補聴器としても、これからの補聴器モアに期待が持てそうです。

~お知らせ~

現在、購入された補聴器について、購入後2年目までの期間で、補聴器紛失保証による価格で、補聴器の提供をしています。

※条件が設定されているため、詳しくは、弊社甲府店までお問合せ下さい。

(メールでも承っています。https://mtha-group.com/shop/1131/index.html#reserve

また、中々、ご来店ができない方にには、補聴器の簡単なお手入れ方法の解説方法が掲載されている、次のURLをクリックしてください。オーティコン補聴器の「HOW TO 補聴器とリモートマイク製品のお手入れ」にリンクをしています。

https://www.oticon.co.jp/hearing-aid-users/support/how-to/clean-hearing-aid


そして、弊社で補聴器の購入をご検討の方は、こちらをクリックしてください。
弊社専用の、補聴器の下取り割引とWEBクーポンの情報にリンクしています。https://mtha-group.com/event/

主に金曜日の午後(金曜日以外の日でも訪問を行う時があります)を利用して、時間制による訪問等を行っている時がありますので、ご了承の程、宜しくお願いします。

ご来店の際は、電話等の方法で、来店の予約をすることをお勧めします。

※ご予約はこちらのURLからどうぞ。

https://mtha-group.com/shop/1131/index.html#reserve



弊社甲府店では、現在、ご来店をされたお客様に補聴器の実機を使った試聴を提案しています。

新日本補聴器㈱甲府店では、マスク着用、消毒液による感染防止、予約制による接客により、感染防止に留意しながらの営業を実施しています。

補聴器の聞こえにつき、お困りのことがございましたら、お気軽に相談下さい。

認定補聴器技能者・ファイナンシャルプランナー2級  岡谷泰之

住所 甲府市中央5-2-32

電話 055-235-9831

定休日 日曜、祭日、第四土曜日

営業時間 9:00~17:00