オーティコン補聴器より2018年以来となる耳穴式補聴器「OWN（オウン）」が発売となりました。
オーティコン補聴器の独自の理念、脳から聞こえを考える「ブレインヒアリング」の概念に基づき、オーティコン補聴器「OWN（オウン）」は、脳を第一に考える、つまり、脳が音をどのように理解をしているかを学び、この脳の働きのサポートに重点を置くことで、意味のあるすべての音をより聞きやすくするための補聴器技術を使用しています。
音が耳に届くと、それらは情報として「ニューラルコード」と呼ばれる信号に変換されます。この信号が聴覚神経を介して脳の聴覚中枢（聴覚皮質）で処理されるため、「ニューラルコード」の質はとても重要です。
オーティコン補聴器「OWN（オウン）」は、それを使用することで、音の情景の全体を脳に届け、脳の自然な聴覚システムのサポートに必要な良質の「ニューラルコード」の実現を目指し、脳の働きをサポートするために生まれた補聴器です。
そして、先進技術を通じ、オーダーメイド補聴器（主に耳型採型により作成される耳穴式オーティコン補聴器「OWN（オウン）」）の使用者が、より多くの意味のある音へ触れることを可能にします。
オーティコン「補聴器OWN（オウン）」を支える先進技術として、まず、オーティコン補聴器が自社開発をしたチップセット「ポラリス」を搭載していることが挙げられます。
前シリーズのオープンSに搭載さえているチップセットのヴェロックスSと比較をして、「ポラリス」のチップセットの演算処理能力は2倍です。
次に、これは上位機種のオーティコン補聴器「OWN（オウン）1，2，3」に限る機能ではありますが、前述した「ポラリス」上に、高度な人工知能モデルの一つディープニューラルネットワーク（DNN）が直接搭載されているため、この技術を利用して働く、モアサウンドインテリジェンス機能を利用することで、聞きたい音声と、聞き取りに不要な背景雑音との対比を向上させることにより、意味のある音や会話の内容の聞き取り易さを向上させることが挙げられます。（2018年発売のオーティコン補聴器オープンと比較をして、25％ 騒音下での会話の明瞭度を向上しています。）
最後に、オーティコン補聴器「OWN（オウン）」の全てに、事前にハウリングを見つけて抑える機能が搭載されており、さらに、上位機種のオーティコン補聴器「OWN（オウン）1，2，3」に関しては、これまで様々な場面で補聴器使用者を悩ませる耳穴式補聴器の深刻な課題であったハウリングに対し、音環境を1秒間に56,000回以上の音響分析と高度な処理システムの組み合わせにより、会話など聞き逃したくない音の増幅はそのままに、不快なハウリングの発生を未然に防ぐ、モアサウンドオプティマイザーを搭載していることが挙げられます。
ざっくりとまとめてみましたが、現時点では、ここに挙げた3つの先進技術が、オーティコン補聴器「OWN（オウン）」を支えているのではないかと考えています。
皆様のご来店をお待ちしております。
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認定補聴器技能者・2級ファイナンシャルプランナー技能士 岡谷泰之
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